『思い出の品の整理術』

 「整理」と言えば「捨てることから始まる」と言いますが、子どもの思い出の品はなかなか捨てられないもの。。。
そんな思い出の品の整理のヒントをご紹介します。

まず、赤ちゃん時期の物と言えば、小さな服とおもちゃ。
小さな靴下や手袋などは使う期間も短く、綺麗なままのことが多いので、そのままインテリアにしても良いですね。
紐に木製のミニ洗濯ばさみで挟んでガーランド風にしたり、クリスマスの時期などは、ミニツリーのそばに置いても可愛いかも♪

そして服やおもちゃは、赤ちゃんがいるお友達に「おさがり」することはよくあることですね。
「お気に入りだったから、良ければ〇〇ちゃんにも使ってもらえたら嬉しいな」と一言添えると、きっと大切に使ってくれるでしょう。

次に、お家でパパやママと一緒に描くお絵かき。
まだ小さな時は絵にはならないようなものですが、少し大きくなってくるとパパやママの似顔絵を描いてくれたりしますね。

我が家にも初めて描いた「りんごの木とママ」の絵があり、それを描いてくれた時は感動しました。
そんなちいさな時の絵はその時しか描けない芸術的なもの。
パパやママにとっては宝物です。
我が家では、描いた日付を書き入れ、額に入れて飾っていました。

ここで、飾り方のアイデアとして、絵と共にその時の子どもの写真などを一緒にコラージュしてもおしゃれになりそうです。
サイズを統一しておけば、保管する時にまとめてファイリングしやすいでしょう。

幼稚園や保育園に入ると、毎週のように工作や絵を描いて持って帰ってきます。
それを全て「思い出の品」としてとっておくと・・・あっという間に収納がいっぱいに!

まずは、パパやママが選別しましょう。
持って帰ってくるものの中には、紙コップや牛乳パックで作ったおもちゃもありますが、それは家でしばらく遊んでから捨てるのが良いかと思います。
一生懸命に作った工作や絵は期間を決めて、子どもも大人も一番目に入るリビングに飾りましょう。
飾らない場合は絵を持った子供の写真を撮りアルバムへ入れ、絵は処分するという選択肢も。

小学生になると、図工の時間に作る大きなサイズの作品が多くなります。
完成度が高く、学校によっては鉛筆立てや小物入れなど実用的なものも作るので家でも使用できます。
その他の作品や絵は、お子さん本人と相談し、
①そのまま処分する
②しばらく飾ってから処分する
③写真を撮って処分する
④保管する
に分けることができます。

保管する思い出の品は、箱に入れラベリングし、「一番使用頻度の少ないもの」としてクローゼットの
上段や奥のスペースに収納すると良いでしょう。

そして、お子さんが大きくなってから一緒に思い出の箱を開けるのも良いかもしれませんね。

 

建築工房ピネスト
木村絵菜 収納アドバイザー