昨年末にお引き渡しをした松戸のA様邸です。以前にご親戚の住宅を建てさせていただき、そのご縁で依頼を頂きました。敷地は南に長く接する好条件なので、冬の日射を最大に活かし、かつ、夏の日差しを防ぐ十分な庇の出のある大きな屋根を載せています。その大きな屋根の下に延び延びとした開放的な空間を作りました。それはお施主様の要望でもあり、喜んでいただいております。家全体は150m2ほどの床面積ですが、今のところ２階はエアコンは必要ないようです。とりあえず１階のエアコン、１台で暮らし始めていただいてます。Q値は１.6w/k、C値は0.63cm2/m2となっています。南面する敷地を生かし、大屋根に5.32kwの太陽光発電システムを設置しています。その他、構造計算にて保有水平耐力等のチェックをし、耐震強度３以上の耐震性能と全熱交換換気システムを備えています。やはりこれだけの大きな空間になりますと、当会HPにあるSW住宅における暖房方法（http://tokyo-sw.com/1101-entry.html）が必須となります。しかし、住宅の性能は高くとも、快適性と省エネのバランスは、それぞれのお施主様の暮らし方で違ってきます。お引き渡しは済みましたが、これから、メンテナンスはもちろんのこと、その都度の暮らしの場面で、より快適な暮らしのための良いアドバイスができる末長いお付き合いができればと思っております。