今の住宅にはすでに備えられていることがあります

あの東日本大震災から6年が過ぎました。長く続く大きな揺れが収まると、停電や断水、ガソリンスタンドに給油を求める長蛇の列、、、
平穏な日常生活が一瞬に変化してしまいました。

断水を例に挙げてみても震源から遠い関東地方でもかなり多くの方が被害を受けました。
断水率を見てみると埼玉県28.4%、千葉県14.0%となっていました。
一時、スーパーやコンビニで水のペットボトルが品切れだったことが思い出されます。

断水すると何に困るか?
飲み水、食事の支度の水、お風呂の水、トイレの水

現在の新築住宅では給湯をエコキュートにする割合が高くなってきてます。
そのエコキュートにはお湯のタンクがあり常に400リットル前後のお湯が貯まっています。その貯まったお湯は非常用取水栓から取り出すことができます。トイレの流し水に使うとか、体をタオルで拭くなどの用途に使えます。
ただ、飲料水として使えませんのでご注意ください。一般的なエコキュートのタンク水の使い方が中部電力のサイトにありますのでそちらもご覧ください。

http://www.energia-support.com/saigai/water.html(タンク水の取り出し方)

最近のトイレはタンクのない便器が多くなってきました。断水になった場合どのように水を流せば良いのでしょうか?お風呂の残り湯があればバケツに汲んで便器に流し込んで水が溢れて来ないでしょうか。

http://faq.lixil.co.jp/faq/show/5647?category_id=1&keyword=%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC+%E6%96%AD%E6%B0%B4&page=1&sort=sort_keyword&sort_order=desc

(断水時のバケツの水でトイレを流す方法)

上記のLIXILサイトに断水時にバケツの水をどのように流し込むか詳しく掲載されています。

  1. バケツの水を勢いよく流し込む
  2. 次に3~4リットルの水をゆっくり流し込む

となっています。ただし、地震の揺れなどで下水道の排水管が壊れている場合は水の流れがそこでストップしてしまいますのでご注意ください。

毎日、不自由なく使っている水が突然使えなくなるとアタフタしてしまいます。