一口に「かぜ」と言っても、人によって色々連想が異なるのではなかろうか。
例えば、地球の表面に対する相対的な空気の運動を言う「偏西風等の風」を連想する方や「風邪」を連想する方等々。
今回は、工務店として「空気の運動の風を上手な利用方法」について考えてみましょう。
最近は、パッシブハウス構想が頻繁に耳にします。ハイレベルな高気密・高断熱に加え自然通気を(風)を取り入れて電気や化石燃料利用の設備利用を抑制しよう。とするものです。とても良いことだと私も考えております。
ただ、忘れてならないことがあります。気候の良い時、家に自然の風が通り抜けていくととても心地よいですよね。
しかしながら、風だけを入れたいと思っている私達の願いに反して、他に
- 湿気
- ほこり
- 細菌や花粉など
も同時に家屋内に侵入してくる。ということも忘れてはならないのです。
ご自分の住む地域特性を充分に把握して、上手な風利用を心掛けたいですね!
塩分を含む風、鉄粉や工業地帯の汚染空気の含む風は、そのまま取り入れ過ぎると人と家の健康に良くないです。
ですから、家を求める時には一方向から考えるのでなく、多面的に考えてそれらを真剣に相談に乗ってくれる工務店に出逢えるといいよね。工務店って、生涯の伴侶みたいなもなのなんです。