積雪対策

皆様こんにちは。

今月のテーマは【雪】との事ですが、今年は強い寒気の流れ込みがあり北日本や日本海側の大雪が続いて、自動車の立往生や除雪に関する事故なども多くなっていますね。

また、雪の少ないエリアでも普段慣れていないせいもあると思いますが、転倒事故や自動車のスリップ事故なども起こっているようですね。

何れにしても、事前に備えておくことが肝心かと思います。

記憶に新しい関東地方の大雪は2015年2月の秩父で96センチ、軽井沢で80センチ、飯田で72センチ、前橋で71センチ、熊谷で62センチと各地で観測史上最多を記録しました。

もともと関東の平野部では多雪を想定していない家の造りになっていまして、屋根には雪止めを設け地面に落とさない構造、カーポートや後付テラス屋根も積雪20センチを超えたら雪を下す事を想定したものが一般的でした。

そこに熊谷では62センチ、川越辺りでも40センチを超える積雪に加え上がり際には雨が降り重量が増し、屋根から滑り落ちやすくなりましたので、色々な被害が発生しました。

まずは、屋根から滑り落ちかけた雪が雨樋に引っかかって凍結し負荷をかけたまま数日経過することにより、雨樋金具が曲がり、雨樋も変形。
(これはお客様がお気づきになるのは難しい、雨垂れが変なところから落ちてくるとか、雨が上がって暫く経ってるのに水が垂れてくる等、で調査依頼で発覚する。)

_r2_c2 カーポートやテラス屋根は、建物の屋根の積雪が落ちてきて破損、つぶれ等が起きましたのでどなたでも見て明らかだったかと思います。
(積雪前に片流れのカーポートなどは突っ張り棒をかけておくと安心ですよ。)

どちらの修理も火災保険の雪災補償で対応が可能なケースがありましたので、保険会社様は対応に苦慮されたとのことです。
(破損したカーポート下で被害を受けた車、屋根からの落雪を直に受けた車は対象外で、自動車保険の車両保険でないとカバーされていないケースです。)

外回りをしておりますと、雨樋の破損はまだ、対応されていない建物もあるようですので、お知り合いの建築会社もしくは、アソビエ登録のお近くの建築会社に連絡して調査して頂くと良いのではと思います。

この冬は関東地方平野部でも雪が多くなるとの長期予報が出ていますので、皆様くれぐれも事前の準備をお忘れなく。