電力自由化でますますエコな暮らしを

一見すると、電力の自由化によって、多数の電力会社ができることで価格競争が生まれて、サービスの向上や電気料金の値下げなどが期待できる…。あまり損することは無いように思える電力自由化ですが、いろいろな情報を見てみるとメリットやデメリットがあるので、皆様も多少は気にかけておられると思います。

どんなことにでもメリットとデメリットはありますのでデメリットを自分の納得出来るものにしていくことが基本的には重要だと思います。
さて、電力自由化とは今まで東京電力が持っていた役割、「電気を作って売る」ことができるようになったということですが、そもそも、東京電力しか電気を作っていないのでは?と思われる方もいらっしゃると思います。

電力の自由化は、「電気を作る」「電気を売る」ことが誰でも出来るようになったわけですが、電気を作るいわゆる「発電所」はとても身近なところにあります。

そうです、最近よく目につく屋根の上に載っているあれです。
規模は小さいですが、自宅が発電所になっていたわけです。

現在太陽光発電によって作られた電気は東京電力に売っていますが、自由化によって参入した電力会社に売ることになります。
電気というのはどんな時でも安定供給をしなければならないルールがありますから、たとえ損をしても(高い価格で仕入れてしまっても)売値は変えられません。
電力会社は損をすることになります。
そうならないためには少しでも安く電力を仕入れる必要が出てきます。
電気を売る会社はどの発電所から電気を買うのか?となると、各家庭の太陽光発電の余剰電力を買うことになるので安定した買取のためには今の東京電力よりも高く買ってくれる会社も出てくるわけです。(これはメリット)

ただ、注意しなければならないのは、太陽光+オール電化の大メリットが損なわれることになる可能性があります。
なぜなら、オール電化のメリットは電気料金の安い深夜電力を駆使することにあります。深夜電力は実は原子力発電に頼ることになってしまうので、電力会社は原子力発電所から電気を買うことになります。

東日本大震災から早5年たちますが、福島原発はいまだに傷深い問題を抱えていますし、今のご時世で原子力発電から電気を買うことは敬遠されるかもしれません。
となると、お得な深夜料金割安プランは新しく契約をした電力会社には無いかもしれません。
これが正解!ということはなかなか言えないことですが、間違いなく言えることは、「ますますエコな暮らしが大切になってくる」ということだと思います。
そのためには、生活の基盤である「住宅」をより省エネなものにし、家計にも地球にもやさしい暮らしを手に入れることが最善策ではないでしょうか?

記事提供 : 株式会社がってんしょうち 齋藤 崇