住宅建材と化学物質が人体に与える影響と住宅の環境

 かなり前から「シックハウス症候群」という言葉を耳にします。
その他にも、多くの子供たちがぜんそくやアトピー性皮膚炎にかかっています。
そして死亡原因のトップにはガンがトップとなっています。
この結果は偶然に発生している現象ではないことを、この社会に生活する者として認識
するべきです。結果には必ず原因があります。それは複雑に絡み合った原因であり、
建築を論ずる域をはるかに超えています。
 しかし、私たちが生活する住宅自体も、その原因として少なからず関与している可能性が
大きいことです。
これから新築や増改築などを考える時は、そのような原因を少しでも排除し減らす努力を
惜しんではいけません。(別紙 資料PDF)

 住環境と住み心地の関係を調べた結果によると、鉄筋コンクリートつくりの住宅よりも木造住宅に
住んでいる人の方が、事故で亡くなった場合を除くと、なんと9歳も長生きしていることがわかっています。
9歳の差があるという事実は、まさに驚くべき数字といわざるを得ません。
また、同じ調査から、木造住宅の多い地域ではガンによる死亡率が低く、そして出生率が高いという
データも出ています。
さらに、静岡大学で行われたマウスの実験では、出生直後のハツカネズミを「木製」「金属製」「コンクリート製」
の3種類の飼育箱に分けて育てたところ、23日後の生存率が木製で85%、金属製41%、コンクリート製7%
だったのです。
 また、成長のスピードや生殖器の重量も、木製ゲージが一番優れています。これは材質的な事以外にも。
湿度や気密性などが関与しているようです。

記事提供 : アソビエ東京 丸平建設株式会社