木造住宅の構造の強さの選択

大地震がいつ来てもおかしくない今の日本の状況です。

どのようにして大地震に備えればよろしいのでしょうか

地震列島日本では、火災保険に加入している世帯は、全体の半分以上になります。

火災保険に追加オプションで地震保険を付けておかないと地震を原因とする火災などには、適用されないことをご存知ですか。

それでは、
どのような保険の掛け方をすればよいのでしょうか。

ひとつ例を挙げて考えてみましょう

例えば、木造住宅の保険で保障額¥2000万円の火災保険に加入するとしましょう。

この時に木造住宅の地震保険の保障額の上限は50%なので保障額が半分の1000万円となってしまいます。

保障額¥2000万円の木造住宅で半分の¥1000万円が保障金として支払われても、構造が全壊、半壊になってしまえば建て替えを余儀なくされますので、到底¥1000万円の保障金が下りても建て替えが出来ません。

すなわち、
地震保険に入っていても、建て替えが出来ないことになるのです。

そして、地震保険の年間の保険料は地域によっても違いますが、東京、神奈川、千葉では¥32000円、埼玉では、¥24.000円程になります。

年間の地震保険料を32.000円とすると、32.000円×35年分で 合計¥1120000円となります。

ここで気付いてほしいのが木造住宅の耐震等級による地震保険料の割引制度があることです。

(耐震等級とは1等級から3等級あり一番耐震性が高いのが3等級です)

この制度を利用すると耐震等級3(避難場所レベル)の建物の保険料が半額の560000円に減額されることになっています。

そして、木造住宅の構造の耐震等級を1等級から3等級にレベルアップするすると、それに掛かる費用も増加します。

建物費用は、建物形状や大きさなどにもよりますが構造等級を上げるには20万から30万円増加する程度の金額です。

すると、木造住宅の構造等級の増加分を多めに見て30万円としても35年間で保険料の56万円と木造住宅費用の構造等級増加分の30万円を足して86万円となります。

よって、前記した構造耐震等級1の建物のまま保険を掛けると35年間で112万円となり。

この差額は112万円-86万円=26万円の差額になります。

構造耐震等級3の建物であれば、保険金と木造住宅価格を合わせた総計が安くなり

さらに何より住宅の最高レベルの構造耐震等級3の住まいで安心安全な暮らしが手に入ります。

木造住宅に地震保険を掛けていても保険金が半分しか出ないのであれば構造が頑丈な木造住宅にして、構造保障付きの木造住宅に住まわれた方が良くありませんか?

私なら耐震等級、3等級の木造住宅を選びますが、あなたならどちらをお選びになりますか?

一度じっくり考えてみてください。

大地震に強い建物ならお任せください。

記事提供 : アソビエ千葉 長嶋建設