「お風呂が寒くて困っているので見てくれませんか?」築7年の気密断熱相談

先日、築7年くらいの宅からのお問い合わせで、「お風呂が寒くて困っているので見てくれませんか?」との依頼があり見に行ってみると、壁に施工してあるグラスウールの断熱材がきちんと施工がされていなかったので、壁からの冷たい空気が隙間か入ってきてしまっているのが原因のひとつと、もう一つは床下断熱だったのでユニットバスの入口の床下からの冷気が影響をしているものと考えられました。

事情をお客様に説明させて頂き、現在は色々と対策を検討しているところです。
私達のお勧めしているスーパーウォール工法は硬質ウレタンフォームという高性能な断熱材を隙間なく施工してあるので保温性があり、尚且つ、気密パッキン等で隙間を無くしているので隙間風が室内へ入ってこない工法になっています。
床下についても基礎断熱等の工法があり、外気からの冷気が室内に入ってこないので基礎の部分も室内の温度と変わらない温度になっています。

今回のような場合、壁の壁紙等が仕上がってしまっているので工事が出来る範囲が決まってしまいますし、効果も限定的になってしまうと思います。新築時にきちんと断熱や気密を考えて計画していれば、よけいな費用も掛かりませんし、快適な生活がおくれていたかもしれませんよね。

是非、住まいを考えるにあたり、断熱と気密についてはしっかりと計画をして頂きたいと思います。

記事提供:アソビエ多摩 (株)浦野建築