住宅購入による贈与税について

一般的に人から財産をもらうと贈与税がかかります。

住宅の場合は住宅の購入、増改築をするための資金を親や祖父母からもらうと「住宅取得等資金贈与の非課税」という制度を利用することが出来ます。これによって消費税が8%の物件なら一般住宅は700万円(一定の基準を満たす住宅は1200万円)の贈与まで、消費税が10%の物件なら一般住宅2500万円(一定の基準を満たす住宅は3000万円)の贈与まで、贈与が非課税になります。また110万円の基礎控除と併用が可能なので消費税が10%では最大3110万円まで可能になります。

「住宅取得等資金贈与の非課税」を受けるための条件は

  • 贈与を受けた年の翌年の3月15日までに、購入、新築、増改築等を行った物件の残金決済・引き渡しを行って住宅を所有すること。
  • 贈与を受けた年の子の合計所得が2000万以下であること。
  • 子の年齢が贈与の受けた年の1月1日時点で20歳以上であること。
  • 住宅の床面積(登記簿面積)が50㎡以上240㎡以下であること。
  • 中古住宅の場合は以下のいずれかを満たすもの
  • マンションなど耐火建築物は築25年以内、木造などは築20年以内
  • 一定の耐震基準をみたすことが建築士等によって証明された住宅
  • 購入後に耐震改修工事を行い、贈与を受けた年の翌年3月15日までに建築士等によって一定の耐震基準に適合すると証明された住宅

以上の条件に合うと利用することが出来ます。

うまく贈与税等を利用してこれからの住まい造りに役立ててみてはいかがですか。