耐震等級3の4つのメリット

地震大国日本。今年も6月18日に震度6弱を記録した大阪北部地震や9月6日に震度7を記録した北海道胆振東部地震を始め、震度5弱以上の大地震は9件発生しています。しかも震源地を見ると決して集中している訳ではなく、日本各地といった状況です。これからの日本の家づくりは日本中何処でも耐震性を高めなければならないのです。これからの日本の家づくりは、ずばり「耐震等級3」です。

耐震等級3の住宅は耐震等級1(建築基準法上の建築物の耐震性)の1.5倍以上の
耐震性があると定められています。耐震等級3の住宅の詳細はここでは述べませんが、当然の事として耐震等級1の住宅よりも耐震等級3の住宅はコストが多少上がります。しかしご安心下さい。実は耐震等級3の住宅には4つのお得なメリットが有るのです。

・1つ目 固定資産税が最大5年間半額。
・ 2つ目 住宅ローンの控除額が5000万円の1パーセントまで  拡大。
・3つ目 住宅ローンのフラット35は10年間の金利0.25%安くなるフラット35S-Aの利用が出来る。
・4つ目 地震保険が5割安くなる。

これで耐震等級3の住宅に対するコストアップへの対応について、少しはご理解頂けたと思います。ただし一つ気を付けて欲しい事があります。本来、耐震等級3の住宅を取得する為には構造計算を行い、住宅性能評価センター等に申請して、審査を通って始めて耐震等級3という法律上の認定を受ける必要が有ります。今現在、耐震等級3相当という言葉が世間で出回っています。これはメーカーやビルダーの独自の判断で耐震等級3を謳っているにすぎず、建築基準法上では耐震等級1扱いです。この「耐震等級3相当」の住宅では今回ご紹介した耐震等級3の4つのメリットは利用出来ません。皆様、ご注意有れ。