結露を減らして、大掃除を楽に。

窓の結露が無くなる・減れば、引違窓のレール部分の汚れ・ガラスゴム部分のカビが減り、大掃除の労力が随分と楽になるものです。

では、どうすれば結露が無くなるかをお客様3件の実例から調べてみました。
⇒結露が発生する原因・メカニズムは、知っ得バックナンバーをご覧くださいネ

今回のお客様3件は、いずれも築5年以内・窓ガラスは2枚(ペア)ガラス・2003年に義務化された24時間換気は第一種換気[給排気とも機械で行う]です。
調査の結果、3件とも真冬での室温は、1日を通して全ヶ所[リビング・トイレ・脱衣場・浴室]18度~22度でした。
3件のお客様とも家のどこにいても寒さを(そんなに)感じないとのご回答でした。
20度前後が居心地の良い室温ということが言えます。

次に、起床時の湿度です。
A様[結露をしていない]の湿度:40-50%
B様[週に2-4日・寒い日に結露をする]の湿度:50-60%
C様[週に4-6日結露をする]の湿度:60-65%
※B様C様は加湿器を使用しています

このことより、結露には湿度が影響していることが分かります。
今回は、3件のお客様とも換気量を調整できる第一種換気を採用されています。
結露をしたB様C様の換気量に注目してみました。
B様は、1時間に 0.3-0.5回(換気量少な目)家全体の空気が入れ替る換気量でした。
C様は、1時間に 1回前後(換気量多目)家全体の空気が入れ替る換気量でした。

今回は換気量と結露の関係は分かりませんでしたが、換気量が多い方が結露をしにくいはずですが、換気量が多い分、室内の暖かい空気を外に出すことにもなります。
しかし、換気量が多いと、二酸化炭素濃度の上昇は抑えられるはずです。
一長一短と言うところですね。 この調査は後日、やってみたいと思います。

小さいお子さんや乾燥によりノドを痛める人などいらっしゃり、一概に温度・湿度の理想値は言えませんが、起床時の室温:18-20度、湿度:55%位が住い手・結露をしない共存ライトのようです。

ちなみに余談ですが、私は以前、賃貸[築30年・軽量鉄骨・窓ガラス1枚・24時間換気無]に住んでいました。
朝の室温12-15度、湿度50-60%(加湿器使用)でした。家中の窓は、大量の結露でした。