安心点検

新しい住まいも年数が経ってくるといろいろな所に劣化や不具合が現れてきます。

建物本体や付属物の劣化は日々の暮らしにあまり影響を受けないので知らず知らずのうちに劣化が進んでいるケースが多いようです。
目に見える外壁や屋根など劣化が進んでいることがわかっていても、いつ手をかければよいか判断がつかずそのままになってしまって雨漏りやシロアリなどが発生して慌てて修理するような事例が多くみられます。
あらかじめ10年~15年で外壁や屋根の塗装をするタイミングを決めている方もいらっしゃいます。

住宅機器の故障は、直接日々の暮らしに影響を及ぼしますが、「あれっ、なんか変だな?」と思いつつも使えなくなったわけではないのでごまかしごまかし使ってしまいますね。
冬に多いのが給湯器の故障で突然お湯が出なくなりお風呂に入れないばかりでなく食器洗いや朝の洗顔、歯磨きを冷たい水でやらなければならないという普段の快適な生活から辛い生活へと一変してしまいます。
しかし、多くの場合、給湯器が壊れるときには水がお湯に変わる時間が長くなったり温度が上がりにくくなったりと何かしらの前兆が現れることが多いものです。「お湯が出るからまだ大丈夫」と油断していると大変な思いをすることになります。
夏は急にエアコンの調子が悪くなり部屋を冷やすことができなくなってしまうケースもあります。一般に家電製品の寿命は10年から15年くらいでしょうか。確かにまだ使えるものをあえて取り換えるということはなかなかできないものですね。

でも、いざというときに大変な思いをすることのないように日ごろから住まいの状態を気にしながらちょっとでも変だなと思ったら住まいの専門家である工務店の方に見てもらいましょう。
さらに、定期的に住まいの状態を見てもらうようにすればより安心です。