子供部屋を設計するにあたり大切な事

子供室は大変難しい点があります。それは将来の事は予想しづらいと言うのがあります。
子供が増えたり、大人になって自立したり、その他色々な条件で求められる広さも変わって来ます。
プラン上そのような条件があるのならば大きく空間を取っておいて後から区切ったりするのも手法の一つです。当社では2階に配置されることが多いパターンになります。

また収納についても問題になります。後から子供の生活にどのように対応していくか?ある程度収納のスペースを検討しておくことも必要かと思います。
子供部屋の大きさは収納を含めて4.5帖が最低限必要かと思います。

また子ども部屋の空間は日当たりが良いと言う条件が多いと思います。この時に洗濯物や布団を干すと言った事も出てきます。この場合に子供部屋の空間を横切る導線を計画した場合も子供が大きくなった時に入りづらくなると言ったケースも出てくるかもしれません。

そして子供が独立した場合、その空間をどのように使うのか?
築40年くらいの住宅の場合6帖の部屋が3つ、というようなレイアウトも良く見かけますが、この場合中途半端な空間の為使い勝手が悪く大抵が物置スペースになっている場合も多いです。
なので先程記述した大きな空間を作っておくのも良い方法だと感じます。

また大きな空間を造る場合構造の問題も注意です。この点に関してSW工法はモノコック構造を採用しているので比較的実現出来ます。構造についてはそれぞれの家の形状により、工務店さんに聞いたほうが良いです。ここでは説明しきれませんので。

最後に、家造りをしていて子供部屋を設計するにあたり1番聞いておきたいことは、「子供をどのようにして育てるか?」でしょうか。勉強する場所は大人の目の届くところが教育に良い、独立心を育てるためにしっかりとした個室を、などその家族の子供への教育方針がプランに1番反映されるのでは無いでしょうか。