風とパッシブデザイン

パッシブとはアクティブの逆の意味。
機械を活発(アクティブ)に使わず、自然エネルギーを受動的(パッシブ)に取り入れる。
建物の構造や材料などの工夫によって熱や空気の流れを制御し、快適な室内環境をつくりだす手法がパッシブデザイン。
設計計画において冬の晴れた日は、20℃の部屋を夕方まで20℃に保つことができます。
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南側に直射日光を取り入れて、天然石の土間を温めます。

昔から陽だまりと言う暖かな言葉があります。

なにか気持ちよくなり眠たくなるような言葉です。熱源はこれだけでOK。

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この吹抜けを通って暖かい空気がまず二階へと上がっていきます。

同時に部屋にも流れます。そして・・・

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ロフトへと到達します。

上がってきた暖かい空気の分、少しだけ温かい空気が下へと階段を通じて下りていきます。
すると・・・

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少し暖かい空気が奥の部屋まで届きます。
これを繰り返し繰り返しゆっくりとした速度で室内の空気が均一になり、温度差の少ない快適な空間が出来上がります。

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これが機械に頼らないパッシブな仕組みです。
信じられないかもしれませんが本当にこのようになります。

春は、窓を大きく開けて、風を感じたい季節ですね。

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地窓もいい役割をしてくれています。

 

風通しは、窓の大きさや位置で変わってきます。

 

風が心地よい季節には、エアコンに頼らず、

窓を開けて風を感じることができます。

家づくりに「風」をとりいれてほしいと思います。

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