関東周辺では雪が積もることは比較的少ないですが、積もるときはしっかり積もりますよね!
そんな時にご相談を受けるのが雪止め金具です。

「周辺の住宅にはほとんど雪止めが付いているので、新築中の自宅にも雪止めを付けたほうがいいのかな?」
「近年、大雪の日が増えてきたので、雪止めを付けたいけど後付けってできるのかな?」と心配されていると思います。

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実際に雪止めが必要な理由を4つお伝えします。

  1. 中途半端な降雪でも今までに1度でも屋根に積雪があった地域は、今後積もる可能性はあります。
  2. 軒先の下にカーポート、通路、植木などがある住まいです。雪の重さは想像以上にあります。
    その破壊力は驚異的です。カーポートは潰れ、植木はなぎ倒され、人の頭上に落ちれば死亡することもあります。
  3. 隣地との境界線が近い住まい。実は何も被害がない、ただ屋根から落ちた雪が隣の敷地にあるだけでもトラブルに発展することも多々あります。
  4. 雪止めがないと、屋根から雪がすべり落ちる際に、大量の雪が雨樋に引っかかってしまい、雨樋が外側に開いたり、外れることはあります。

ちなみに、高断熱住宅の屋根は雪が解けずに落ちるのが遅いと言われ、屋根を見ればその家の断熱性能が分かるという方もいますが、全ての住まいがそうとは限りません。

断熱性能だけでなく、瓦の形状(平らか丸か)、表面の材質(釉薬かいぶしかなどによる摩擦の違い)、
屋根の勾配の違い、断熱部位(天井か屋根裏面か)などによっても雪の落ち方が違いますし、
断熱が弱い住宅でも、1階のある部屋だけ暖房をして屋根の下面まで暖房の暖気が届かないようなら、
屋根が暖まって雪が落ちることはないし、外から見ていれば単に留守の家もあるかも知れません。

ご自宅の屋根を見て心配な方もいるかもしれませんが、
住まいの断熱は結構奥が深いですよ!