片付け上手は捨て上手

 

師走といえば大掃除!お家のホコリを取り払いきれいにするついでに、我が家の「収納と片付け」を見直してみてはいかがでしょうか?ピカピカ、スッキリなお家で、新年を迎えましょう。

 ところで、「仕舞う(収納)」と「片付ける」の違いは分かりますか?

 仕舞うとは、日常的には使わないけれどたまに使うものを置くという意味です。片付けるとは、日常的に頻繁に使うものをどこかに置くという意味です。仕舞うものと片付けるものをごっちゃに置いておくと、お家はあっという間に散らかってしまいます。

 片付けるものは「使う場所の近くに」が基本です。箸や飯茶碗、汁椀、湯飲みやコーヒーカップ、グラスなど毎日使うのものと、来客時に使う食器などは置き場所を分ければ、動きがスムーズに。家事のストレスもなくなります。

 入浴時に替える下着やパジャマなども、浴室の近くにまとめて片付ける場所を確保すれば、わざわざ2階の部屋まで取りに行く面倒くささもなし。

 物の居場所を決めて、使ったら元の場所に片付ける習慣をつければ、散らかることもなくなります。

  片付ける場所と仕舞う場所を確保しても、30坪前後の普通のお家ではスペースに限りがあります。スペースから溢れない程の物の量で暮らすことが大切。そこで「断舎利」「捨てる技術」などが必要となってきます。日本のお家芸の「もったいない」はこの際どこかに捨てましょう。

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捨てる技術① 「収集日の前日に集中して捨てる」

 燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビンカン、資源ごみ(紙、衣類)など自治体によって分別方法が違いますが、それぞれのごみ収集の前の日にごみ袋を持って15分位集中して、いらないものを中に入れていきます。慣れてきたら30分、45分と増やします。私の住む自治体では衣類は透明の袋に入れて出せば資源ごみとして収集してくれますが、もったいないと思ったら売るのも一つの方法です。

 

捨てる技術② 「捨てる、捨てないは3秒で即決」

 人間の直感は意外と優れています。今使うか、今着るかなど、直感で判断し、使わないものは即捨てましょう。下着や靴下などを入れてある収納ケースなどから始めると意外と簡単ですよ。

 

捨てる技術その③ 「使うものだけを仕舞う」

 仕舞ってから捨てるではなく、仕舞う前に必要か否かを判断し、必要なものだけを仕舞う習慣をつけましょう。次第に、不必要なものをノリで買わなくなります。

 以上の3つの技術を身に着ければ、お家の中は見違えるようにすっきりし、心身ともにいいことがたくさんあること請け合いです。

                    (参考図書 宝島社ムック 「すっきり暮らす捨て方」)