楽しい家づくりが台無しになってしまう前に・・・

ハウスメーカーと工務店の違い世の中には大手ハウスメーカー・ビルダー(百人以上の従業員で、年間1000棟ほどの家を建てている会社)・工務店(大工さん一人で経営しているような小さい所もあります)。

その中で自分に合った建築会社を選ぶのはとても大変です。選択を間違えると、楽しい家づくりが台無しになってしまうかもしれません。

モデルハウスを持っている工務店もありますが、大手ハウスメーカーと比べるとそこまで豪華なものでなく、スーツをさっそうと着こなし、話術を訓練された営業マンもいないか、いてもごくわずかです。それでも工務店で家を建てようという人は大勢います。「建てて良かった」という喜びの声も多く聞かれます。

なぜなら工務店の最大の特徴は「地域密着」であるからです。

社長から社員、職人までが地元に住み会社の看板を背負って仕事をしています。もし変な評判でも立ったら地元で生き残ることはできません。ですから何事も真剣勝負、手抜き工事などもっての他です。

お客様の要望にきめ細かく応えてくれるのも工務店の利点です。
大手ハウスメーカーでは敷居が高くて、相談しにくいような些細なことも親身になって聞いてくれます。

例えば大した金額にならないようなちょっとした注文にも応じてくれるとか、困ったことがあったら電話一本ですぐかけつけてくれるなどということです。

地元で長年続く会社が多いので地域情報もよく知っています。病院や学校、保育園、公共施設のことなど特に引っ越ししてくる人には心強い味方となるでしょう。

工務店は地域での信用と実績で成り立っています。したがって必要以上の過大な宣伝をしたり、豪華なパンフレットを作ったりはしません、つまり広告宣伝費に多くのお金をかけません。

また大勢の営業マンを雇うこともしませんし出店費用の高額な大規模住宅展示場にモデルハウスを建てたりもしません。そうした広告宣伝費や経費を抑えることによって住宅そのものを適正価格でお客様に提供できるのです。ですから同等レベルの住宅の価格を比較した場合広告宣伝費、人件費にお金をかける大手ハウスメーカーはその費用が住宅に上乗せされているので当然住宅の価格が高く設定されているので、工務店のほうが良心価格である、ということがよくあることなのです。

あなたにとっては1/1の住宅でもハウスメーカーにとっては何万棟の1棟であるということです。すべてが自分中心で動いていくわけでないということも認識しておいてください。その中で自分で建築会社を選択しなければならないのです。

本当にあなたと真剣に向き合って、あなたと一緒に家づくりをしてくれる「パートナー」見つけることが重要だと思います。