空気を循環させて湿度を下げる窓の開け方のコツ

木陰01近年の日本の夏は温暖化の影響なのか、かなり厳しい暑さとなっておりますね。

自分の子供の頃の天気予報の暑さの表現として記憶に残っているのは、

「明日は、真夏日となるでしょう。」といった程度の表現だったと記憶しています。

それが最近では猛暑日や酷暑日などの表現がされています。

ちなみに気象用語で夏日とは気温25℃以上の日、真夏日は気温30℃以上の日、猛暑日とは

気温35℃以上の日の事を言います。

近年マスコミなどで使われる酷暑日の表現は気象用語ではなく、意味的には猛暑日と同じだそうです。

 そういった暑さを凌ぐコツといいますか工夫ですが、ご存知の通り日本の夏は湿度が高いですね。この湿度が夏の暑さを助長しています。

ハワイに行ったことがある人はイメージ頂けると思いますが、ハワイは気温は高いですが

湿度が低いです。木陰に入るとすぅっと汗が引き爽やかな感覚があります。

日本の夏の暑さは湿度が重要な鍵になるかと思います。

住まいの室内湿度を下げるには、皆さん一番最初に思いつくのはエアコンでしょう。

たしかに一番手っ取り早いですね。

しかし、場合によっては工夫次第で湿度を下げることが出来るのです。

湿度が上がってしまう原因は空気が循環しないのが一番の原因です。循環させるには単純な話窓を開けるのですが。

この窓の開け方のコツとしては、対角線(向かい合った場所)にある窓を開けて、風の入り口と出口を作ることです。もしその場所に窓が無い場合は部屋のドアを窓だと考えて開ければ、だいたいどんな構造の家でも対角線上に通風のルートが作れるはずです。

上下で窓がある場合(吹き抜けなど)も重力換気が使えますので効率的です。

湿気を吸収するバーベキュー用の炭などを箱ごと置いて吸収させるのも一つの工夫です。

あまりにも外湿度が高い場合は難しいですが、上手に自然風を取り込んで、快適にお過ごしいただければと思います。

 それとぜひ外部の東西の窓によしずなどの日除けを設置いただければと思います。

当社も西日が厳しく、2階の部屋のエアコンの効きが悪く大変でしたが、

チタンコートしているメッシュ状のシートを外部に貼り付けた所、随分とエアコンの効きが良くなり楽になりました。

インターネットで検索して頂ければ、熱射を遮る製品が沢山あります。

「遮熱シート」と検索下さい。

まず、外部からの熱を遮り建物内にいれないというのが、重要です。

南側は夏は実はあまり熱射が入って来ません。

各方角のサッシを触っていただけるとサッシの表面温度が違うはずです。

遮熱も方角を考えて賢く設置し快適、省エネでお過ごし頂ければと思います。