暑さ対策イコール寒さ対策

本格的な夏が到来しました。

電力消費のピークはお盆の午後、高校野球を観戦するのに、日本の多くの地域の世帯がクーラーをかける時間帯と言われ、電力供給量が不足するのを懸念して28℃設定を推奨するCMが流れるのもこの頃。(但し最近では節電家電や太陽光の普及により、あまり聞かれなくなりましたが)

テレビのあるお部屋をガンガン冷やしても、ちょっと廊下やトイレに行くとムッとする暑さ。暫くいると汗がだらだら。夏だから仕方がないことと諦めていませんか?

また、光熱費が冬と夏合わせて6か月間ぐらいは、2万円を超えても仕方がないことだと諦めていませんか?

断熱気密換気そこで注目したいのが家の性能です。「断熱性」と「気密性」の高い家なら隙間から冷気が逃げない上、外からの暑さも入り込まないので、クーラー1台で廊下を開け放しておいても冷気が行き渡ります。また、第三種換気システムを併用すれば、各部屋の温度も比較的一定に保てます。ですから、1階と2階が吹き抜けの設計も現実のものに。

 温暖な関東でも、冬のヒートショックや夏のムッとする暑さに一年の約半分の期間耐えなければならないのが現状です。長い年月住むのですから、一年中快適で健康的な家に住みたいと願うのは誰しも同じことでしょう。そして、光熱費も安くしたいと。

 国(経済産業省、国土交通省)では2015年度に日本の建物の性能を高め、省エネを進めるため新エネルギー基準を示し、2020年にはすべての新築の住宅で断熱等性能等級4が義務化されます。

 2020年まであと3年余り。千葉SW会のメンバーの建てる高性能パネルを使用した住宅は、既に新エネルギー基準をさらに超えた住宅を建築し、日本に住宅の性能を高めてきました。

新築はもちろん、大型リフォームの際にも、家の「気密性」や「断熱性」に配慮した家づくりをすることが結局、暑さ対策イコール寒さ対策となるというわけです。