日本人一人あたりが1年間に使用するエネルギー量

渡辺忠雄工務店_ZEH一般財団法人省エネルギーセンターが公表している「EDMC/エネルギー・経済統計要覧2013年版」による、一人あたりのエネルギー消費量の推移をみてみると、日本人一人あたりが1年間に使用するエネルギー量は、なんと世界平均の約2.3倍もあります。

このことから日本は、世界でも有数のエネルギー消費国であることが分かります。

しかし、それだけのエネルギー大量消費国でありながら、エネルギー自給率はわずか5%です。

現在停止している原発を稼働させて準国産エネルギーとみなした場合でもたった11%に留まります。

残念ながら、先進国の中では断トツに少ない数字であることは言うまでもありません。

エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている日本。

しかも、日本が必要とするエネルギー資源の約半分以上を占める石油は、その90%以上を政情不安が続く中東地域からの輸入に依存しています。

地球温暖化の問題ももちろん大切ですが、エネルギー需給は日本人の死活問題なのです。

そのような情勢の中で、日本の国策として「ZEH」が取り組まれるようになっていますが、1つ注意点をお知らせします。

建物全体の断熱・気密性能がそこそこでも、太陽光発電の容量を大きくすれば「ZEH」は作れます。

しかし、この様な住宅は本当に省エネルギーなのでしょうか?

長期的に考えればわかると思いますが、太陽光発電も設備のひとつです。
いずれは交換も必要になります。

設備頼りの「ZEH」ではなく、住宅の基本性能を世界基準まで高めた「ZEH」を目指したいと思います。

ただし、この様な住宅のデメリットとしてはやはりイニシャルコストです。

この点についてはお客様と我々造り手とで十分に検討することがポイントとなります。

私達が参加している「アソビエCLUB」はZEHビルダー登録に数多く参加している集まりです。

ZEHだけでなく省エネにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。