1年前に押入に入れておいた湿気取りがビーズのまま

湿気対策_ひら木

これからジメジメとした梅雨の季節がもうすぐやってきます。
雨ともなると洗濯物は室内に干しっぱなしになってしまい、見た目もあまり良くないですし、気分的にもスッキリしないものです。

乾燥しやすい冬の湿気といえば窓にビッシリと結露水がたまり、サッシや壁などをジメジメさせますが、梅雨から夏にかけては、湿度が高いので、押入の中やタンスの裏などの、空気が動かない部分に湿気がよどんで、カビが発生しやすくなります。

カビが発生すると、タンスや洋服などをいためますし、カビの胞子を吸うのも体に良くありません。
そんなことを防止するためには、タンスの裏などは、壁から少しタンスを離して扇風機で空気を送り込んであげると、防止できます。
また、押入の中も同じようにお布団の下や裏にスノコなどで空間をつくり、空気の流れをつくってあげると効果があります。

さて、ここからが耳よりな知っ得情報です。

こんな湿気とは無縁な家があります。
それは高気密高断熱の家で、計画換気をしっかりやっている家です。
「気密が高い家ってなんだか湿気で蒸れてしまいそう」なんて言う方が結構いますが、実は正反対。

気密が高い家は、家の中が乾燥気味なんです。

気密を高めることで、私たちが意図した空気の流れを計画通りに実現できます。

実際に新築したお客様で、1年前に押入に入れておいた湿気取りがビーズのままの状態だったそうです。
実際に拝見しましたが、振るとカラカラ音がしました。
これなら湿気からのカビなどから無縁ですね。

もしも新築のご計画があるなら、そんな家も視野にいれてみてください