湿度の調節で快適空間!

みなさん、こんにちは。 もうすぐ6月、カエルも喜ぶ梅雨の時期がやってきます。 雨が降ったあとは特に空気がジメジメしてますよね。 数年前にベトナムのホーチミンへ旅行に行きましたが、エアコンがとても効いていた空港のビルから、一歩外へでると日本とはまた違った蒸し暑さのようなものを感じました。かなり湿度が高かったのだと思います。 このように、気温だけでなく、湿度によっても暑さ、寒さの感じ方が異なってきます。例えば、夏でも湿度が少ないと、カラットして、それほど暑さを感じないこともあるように、夏の場合は湿度を上げると暑く、下げると涼しく感じます。冬の場合、湿度を上げると温かく、下げると寒く感じます。 皆さんは室内の温度調整はどのようにおこなっていますか?エアコンやストーブ、ガスファンヒーターなどで調節されている方がほとんどだと思います。では湿度の調整はどのように行えばよいでしょうか?最も分かりやすいのは、冬場の加湿器です。冬は空気が乾燥するので、加湿器を使って湿度を上げるお家も多いと思います。ただ、部屋を暖かくするというよりも乾燥を嫌って使用する場合がほとんどかもしれませんね。夏の場合は湿気を多く含みますので、除湿器によって湿度を下げる方法があります。ただ除湿器を積極的に使っているお家はあまり聞きません。私が知っている方は、ドライエリアがあるにも関わらず、地下室の湿気が高いので、除湿器を使っているケースです。また、最近のエアコンは高性能になってきており、エアコンによる温度調節以外にも湿度まで調節してくれる優れものもあるそうです。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA アソビエクラブのメンバーはスーパーウォール工法住宅にエコエアという24時間換気システムを使用することがあります。この換気システムは熱交換と湿度交換を同時に行う優れもので、外気の温度を部屋の温度に近づけて新鮮な空気を室内に取り込みます。それと同時に、夏場は外の湿った空気の湿度を抑えて取り込み、冬場は乾燥した空気の湿度を上げて、取り込むことができます。これにより夏は涼しく、冬は暖かい住宅に近づけるのです。こういった計画換気は気密の高い住宅だからこそ実現できます。 温湿度計をみてもわかる通り、温度と湿度の関係からウイルスの生存に適した環境や、湿度が70%を超えるとカビの発生しやすい環境にもなりますので、湿度の調整も必要になってくると思います。 お部屋に温湿度計を置いて、少し湿度の調整を意識して、快適にお過ごしください。