自然の恵みをふんだんにもらって快適な毎日

ハルク_パッシブの魅力パッシブという言葉、家づくりを検討している方はどこかで聞いた事があるかと思います。カタカナでパッシブ、何となくカッコよさそうな感じがしますね。日本では、パッシブ要素の住まいの歴史はそれほど長くないと思いますが、3.11の震災をきっかけにパッシブ要素を取り入れた住まいが急激に見直されてきたと言われています。

ここで、日本の家づくりを少し振り返って見ますと、昔は夏に重点を置いて、通風を重視した造りで冬は暖を採って寒さをしのぐスタイルでした。軒の出が大きい大きな屋根が特徴の家づくりでした。近年になると、逆に冬に重点を置いて、建物の断熱化・気密化を重視して、エアコンで夏対策を行なうというスタイルになりました。
パッシブが急激に見直されてきた現在では、夏も冬も快適に過ごせるように、建物の断熱化・気密化は当然の事とし、通風と日射対策も必要となってきました。窓の大きさであったり、位置であったり、開き方であったりと、これからの住宅では窓がとても重要な役目をはたす事になります。

パッシブという言葉は、受動的を意味するという事から分かる様に、機械などを使って強制的に何かをするという事ではありません。あくまでも自然の力や恵をふんだんに利用して快適にする事です。その土地に合った家づくりが必要となるため、2つとして同じ建物が出来る事はありえません。正しくリアル注文住宅となる訳です。

これからの家づくりは、先ずはその土地の自然と向かい自然を知り、住まい手のライフスタイルを知った上で、ゾーニングからプラン設計へと行なっていかなくてはなりません。
これから家づくりを行なう方で、建替えの方は今まで生活をしてきた中で、風の抜け方や日の入り方を参考にして家づくりを進めることが出来ますが、土地から購入して建物を造る方にとっては、プラン如何によっては快適度が変わってきます。外観のデザインも大切な事ですが、もっと大切な事は快適に過ごす事です。快適に過ごす事が出来れば、自ずと健康寿命の長い健康的な暮らしを長くすることが出来ます。

パッシブの魅力とは、自然の恵みをふんだんにもらって快適な毎日を送ることができる事です。わくわくするような毎日を送れる住まいが、これから多く生まれる事ように、我々住まいの造り手も努力していきます。どうか家族の笑顔あふれる住まいを造ってください。