みんなの作品集(施工事例)

北海道仕様の家

千葉 株式会社 神野工務店

玄関アプローチには手すりを付け、車いすでも乗り入れできるよう、緩やかな段差をつけました。
注文住宅は、御施主様のご要望に合わせて設計されますので、融通が利くのがうれしいですね。
「夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り込むために、に庇・軒の出は900に、
 サッシは北海道で暮らしていた時のように、2重サッシで。冬でも室内ではTシャツで過ごしたい。」
やはり、気密と断熱は大切ですよね。家を真四角にすることで、気密性能が高まります。
そして断熱性能を高めるために、スーパーウォール工法のT100ウレタン材100mmを使用しました。

全部屋ウォールナットの無垢材の床はこげ茶、ドア建具もこげ茶、そして白い壁で、
統一感と高級感のある仕上がりです。
玄関ドアはLIXILのディクシード鋼板仕様で、高い断熱性能と最高ランクの品質があり、
上質なフォルムを実現しました。

和室の床柱は、縁起の良い槐(えんじゅ)を使用しました。
「木」偏に「鬼」と書いて「槐」と書くところから魔よけとして、その家の守り神のような存在の床柱「延寿」の字を当てることもある、おめでたい床柱です。
畳は、半畳サイズの畳を市松敷きにしました。
光沢があり、高級感があります。
隣接するリビングから和室への床上げの段差は、20cmか15cmが最適です。
和室は、書院造や数寄屋様式の日本の伝統文化に根ざすもので、床上げすることで、履物を脱いで上がるような感じとなり、格式や神聖さが演出されるため、デザイン上お勧めです。