みんなの作品集(施工事例)

木立ちの家

東京 株式会社ピネスト

週末に友人を招いてランチをしたり、ハレの日なんかは両親を招いて一杯やったり。せっかくの自邸ですからそんな楽しみ方をする方も多いと思います。
『親しき仲にも礼儀あり』というコトワザがありますが、招く側(家主)は寝室などのプライベート空間はそっとしておいてもらいたい気持ちがあり、招かれる側(お客)はどこまで踏み込んでいいのかという気持ちを抱きます。
間取りや空間の雰囲気でアクセントをつけるとプライベート、パブリックが何となく感じられてお互いに気持ちの負担が減るのではないでしょうか。
木立ちの家(こだちのいえ)には、空間の『広い・狭い』『明るい・暗い』『高い・低い』をミックスして上記のようなアクセントがあります。
広く明るい道路から路地のようなアプローチを通り玄関戸をくぐる。そして扉を開けて木陰のようなホールの先に明るくて広く高いリビングに出る。さらに足を進めて明るい寝室の手前には路地のような落ち着きを持った廊下を抜ける。そういった抑揚が日常を営む上でも、ゲストを招いた場合でも気持ちに変化をもたらせてくれます。
また、2階に向かう木質たっぷりの階段を登ると天窓や高い勾配天井がつくりだす開放的な印象的のホールがあり、そこから1階のリビングを覗き込むことが出来ます。なんだかジブリ映画 となりのトトロ の終盤で、サツキとトトロが巨大なクスノキを一気に登りてっぺんから街を見下ろすシーンが思い出されます。
住宅の建築は多額を投資するので、どうしても【間取りや広さ、性能、機能】ばかりに意識がいきがちですが、それだけでは暮らしの豊かさは得られないように思います。木立ちの家プランは 暮らしの間(ま) をご提案するプランです。